セントストーリー:ホウライシソクサ(サルシリーフ)
ホウライシソクサ精油の製品開発は、日本で生産される独特のヒノキの香りと対等するベトナム産のユニークなウッディーノートを誕生させたいという強い想いから始まりました。ベトナムで親しまれているソーダ飲料を思い起こさせる懐かしい香りで知られるサッサフラスウッドとの出会いでした。しかし、貴重な資源を守る観点やサッサフラスウッドオイルの主要成分であるサフロールの悪用懸念から、他の植物に研究に方向転換することにし、ベトナムテイニン省に盛んに栽培されるサルシ葉(ホウライシソクサ〜学名: Limnophila rugosa (Roth) Merr.)に注目を当て研究し始めました。ホウライシソクサは「シワのある湿地草」や「アース(土)バジル」とも呼ばれて、独特で芳醇な香りを持つ生食用香草としてベトナム南部の色々な料理によく使われています。 長い期間にわたる蒸留法の研究と試行錯誤の末、aremeはこの植物から精油を抽出することを選び、地元の人々に愛されてきた呼び名である「サルシリーフ精油」と名付けました。この名前は、この類い稀な珍しい植物に対する想いであり、何よりもこの植物をベトナムの食文化の一部として大切に育て上げてきたタイニン省の勤勉な農家の方々への敬意を込めたものです。 この植物は、甘いリコリスの香りにキャラメルとバニラの微妙なノートが感じられ、ルートビアの香りを連想させてくれます。この精油の香りは、希少価値の高いセレジアンウッド精油に少し似ており、とてもユニークでエスニックな香りです。天然精油コレクターには、興味深い香りになるでしょう。 ホウライシソクサ(サルシリーフ)精油は、ベトナムのテイニン省で栽培されるホウライシソクサの葉から、aremeの研究チームによって初めて商品化され、日本初上陸の商品です。 何世代にもわたり、テイニンの人々は自然に自生する多種多様な野生のハーブや植物を発見し、それらを料理や日常生活に取り入れてきました。タイニン省で栽培されたサーシリーフは、その独特の香りと風味で知られ、テイニンの名物料理「バイン・チャン・チャン・バン」(茹で豚とライスペーパーの生春巻き)に欠かせない食材とされています。 ホウライシソクサの栽培が容易で手間が少なく、年間を通じて収穫できるため、地元の人々にとって大きな経済的利益をもたらしています。aremeでは地元の農家の協力を得て、有害な農薬を使用せずに、温室で自然に栽培されたものを厳選しています。素材本来の独特で繊細な香りを最大限に保つため、水蒸気蒸留法で抽出されています。 この精油は淡い黄色を帯びており、トランスアネトールやメチルチャビコールなどの抗菌性と抗酸化性の高い有効成分を多く含んでいます。精油の香りは特有のほのかな少しスパイシーな甘さと心地よくリラックス感と爽快感をもたらします。 ホウライシソクサ精油の健康への作用についての科学研究情報はまだ限られていますが、地元では風邪や咳、発熱の症状を治療する薬草として長く利用されてきました。発表されているいくつの研究結果により、この精油には抗菌および抗真菌活性があり、特に主要成分であるトランスアネトールとメチルチャビコールにより一般的な細菌に対して効果的であることが示されています。これらの有望な特性を完全に解明し確認するためには、さらなる研究が必要であり、健康とウェルネス製品におけるホウライシソクサ精油の活用につながる可能性があります。 ホウライシソクサ精油の健康効果の一部: ネガティブな感情を和らげ、気分転換をサポートする。 食欲を刺激する。 鼻づまりや咳などの呼吸器系のトラブルを緩和する。 炎症を軽減し、免疫の働きをサポートする。 Recommended use for sarsi leaf essential oil: Aromatherapy: Add a...