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ユーカリ・カマルドゥレンシス精油とユーカリ・グロブルス精油の違いについて

ユーカリ(ユーカリプタス)はもともとオーストラリア原産の植物で、700種類以上の種が存在するといわれています。現在では世界各地で栽培されており、ベトナムでも身近な樹木のひとつとして、北部の冷涼な高地から南部の温暖な平野まで全国的にさまざまな気候条件の中で育てられています。

精油として利用されるユーカリにはいくつかの代表的な種類があります。中でも、ユーカリ・グロブルス(リバー・ブルー・ガムー学名:Eucalyptus globulus)、ユーカリプタス・ラディアータ(学名:Eucalyptus radiata)、そしてユーカリシトリオドラ(レモンユーカリー学名:Eucalyptus citriodora)が一般的によく知られています。(※ユーカリシトリオドラは、近年の植物学的な再分類により「コリンビア属(Corymbia)」へと移籍されました。現在は学名 Corymbia citriodora として正式に分類されています。)

一方で、ユーカリ・カマルドゥレンシス/Eucalyptus camaldulensis(リバー・レッド・ガム)は比較的知られる機会は少ないものの、独自の特徴を持つ興味深い種です。これらは同じユーカリの仲間ですが、違いは単に成分だけでなく、生育する環境によっても大きく左右されます。ベトナムにおけるグロブルスとカマルドゥレンシスの違いに焦点を当てて見ていきましょう。

生育環境と採取方法について

ベトナムでは、ユーカリ・グロブルス は主にヴィンフック省、フート省、タイグエン省などの北部の比較的冷涼な地域で栽培されています。気温が低く乾燥した環境はより凝縮されたはっきりとした香りの形成に適しています。また、これらの地域では、精油の原料として葉を収穫することを目的に計画的に栽培されているケースも見られます。

一方、ユーカリ・カマルドゥレンシスはメコンデルタを中心とした南部の温暖な地域でよく見られます。この種は自然に点在して生育していることも多く、また主に木材として利用するために栽培されることが一般的です。伐採後には葉や細い枝が使われずに残ることが多く、未活用の副産物となっています。

このように、生育環境だけでなく、栽培や収穫の方法の違いも、それぞれの精油の特性に影響を与えます。結果として、成分だけでなく、香りの感じ方にも違いが生まれます。

香りの違いについて

ユーカリ精油の中でも、グロブルスは世界的に最も一般的で広く知られている種類です。一般に「ユーカリオイル」として流通しているものの多くは、このグロブルス由来です。その理由のひとつが成分構成にあります。

グロブルス精油には、1,8-cineole(1,8-シネオール)が多く含まれており、一般的には全体の60〜85%程度を占めるとされています。これにより、非常に明確で一貫性のある香りの構造が形成されます。その結果、グロブルスの香りは立ち上がりが早く、シャープで清涼感が強いのが特徴です。空間に広がるスピードも速く、すぐにすっきりとした印象を与えます。このような特性から、空間をリフレッシュしたい場面などで広く利用されています。

一方、カマルドレンシスは異なる印象を持ちます。同様に1,8-シネオールを含んでいますが、その割合は約30%と比較的低く、ひとつの成分に偏らない構成となっています。シメン類やピネン類など複数の成分がバランスよく存在し、それぞれが香りに影響を与えています。

中でもo-シメンは、わずかな温かみと丸みのある印象を加え、ユーカリ特有の鋭さをやわらげます。これにグリーン調や軽いウッディさが加わることで、全体としてより穏やかで調和のとれた香りになります。また、香りの立ち上がりも比較的ゆるやかで、時間とともに空間に馴染んでいくのが特徴です。強く主張するというよりも、自然に空間の一部として存在するような印象を与えます。

どちらが良いか

どちらの精油も空間を清潔に保つ感覚や、呼吸を快適にする印象に関連づけられることが多く、用途としては共通する部分もあります。また、ユーカリ精油は衛生用途や空間のリフレッシュや香料用途などさまざまな分野で使用されています。ただし、実際の使用感は香りの構造によって大きく変わります。

グロブルスは主要成分の濃度が高いため、はっきりとした効果を感じやすいのが特徴です。一方、カマルドゥレンシスは複数の成分がバランスよく作用するため、より穏やかで持続的な印象になります。

そのため、どちらが優れているというよりも、用途や使用シーンによって適した選択が異なります。グロブルスは短時間で空間をリフレッシュしたい場合や、すぐに効果を感じたいときに適しています。カマルドゥレンシスは日常的な空間での継続使用に向いており、やわらかく自然に香りを取り入れたい場合に適しています。

aremeのユーカリ精油について

aremeでは、小売商品としてカマルドゥレンシス精油を選ぶ理由は香りの特性だけではありません。この木が地域の暮らしとどのように関わっているかも重要な要素です。ベトナム南部のドンタップ省などでは、カマルドゥレンシスは自然に生えているほか、主に木材用途として栽培されています。伐採後には、葉や細い枝が使われずに残ることが多く、十分に活用されていない資源となっています。

私たちはこうした剪定や伐採後に残る葉を回収したり、地域の人々に収穫を依頼したりしながら、それらを原料として精油を蒸留しています。この取り組みにより、既存の資源を有効活用すると同時に、地域の人々の収入機会の創出にもつながっています。

私たちにとって精油は単なる製品ではなく、原料・人・環境をつなぐ手段のひとつです。持続可能で無理のない形で、長く続けていくことを大切にしています。

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