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セントストーリー「実生ゆず」

ゆずは、日本人に親しまれている柑橘類で、鮮やかな黄色、ざらざらした皮、大きな種、そして他の柑橘類とは全く異なる特別な香りが特徴です。グレープフルーツの酸味、ミカンの甘み、レモンのほのかなスパイシーさがブレンドされたような、柑橘特有の強い酸味と芳香が続いた後、刺激のある甘い香りが残ります。ゆずの料理の魅力の多くは、 柑橘類の中でも料理を引き立てるその強く独特な香りが、食欲を増す力を持っているからです。

ゆずの原産は中国の揚子江上流域とされ、奈良時代または飛鳥時代に日本に伝わったと古い文献に残されています。渡来した頃は、ゆずは直接食べるのではなく、ゆずの果実の一部を薬用や調味料などの用途に利用していました。冬至の日には、ゆずを入れた 湯につかると、体を温めて風邪をひかないという言い伝えがあります。日本では今でも 湯船にゆずを浮かべてリラックスする習慣があります。その後、ゆずの皮は料理の香りを高めるために欠かせないものとなり、ゆず果汁は飲むだけでなく、ポン酢やゆずこしょうなどのつけダレの主原料にもなっています。このように ゆずは何千年もの間、日本人にはなじみの深いものであり、日本文化の中で大切な自然からの贈り物であったのです。

ゆずの精油は、穏やかな夏の午後を思い起こさせます。古典的な柑橘系のフレッシュさはそのままに、レモン、グレープフルーツ、フローラルな甘さのエッセンスを加え、より洗練された優しい香りを届けてくれます。中でも「実生ゆず」は、より深く、より複雑なゆず本来の魅惑的な香りを体験させてくれます。

ゆずには種から育つ 実生のゆずと 接ぎ木で育つ 接ぎ木のゆずがあります。種から発芽し栽培される実生ゆずは、希少なゆずの品種です。一般的な接ぎ木ゆずは、ゆずの枝を他の柑橘類の木に接ぎ木し成長させ、4〜5年で実がなりますが、実生ゆずの場合は種からゆっくり自然に育てられ 、実がなるまで 15〜20年かかります。実生ゆずはその長い成長過程において、栄養分を豊富に摂取し、風味の複雑さと深みを増します。

手間のかかる栽培過程と最初の収穫までの長い待ち時間が、実生ゆずを希少価値の高いものにしています。その果実は風味が強く、酸味、甘み、ほのかな苦みのバランスが絶妙で、ビタミンCが豊富に含まれています。また、 果 皮から抽出された精油は芳香成分が 濃厚で、香りも接ぎ木ゆずに比べ、よりゆず 本来の世界を体感させてくれます。この類まれな実生ゆずは純粋で濃厚な風味を求める人々を魅了し続け、和歌山、徳島、高知などの地域で栽培が増加しています。

実生ゆずの精油は爽やかな香りと濃厚な芳香成分がアロマセラピーで珍重されています。その爽やかな香りは、気分を高揚させ、ストレスを和らげ、リラックスを促すアロマセラピーによく使われます。また鎮静作用を持つ柑橘系 リモネンや 抗炎症作用を持つリナロールを多く含み、不安や緊張、不眠、免疫力の強化や肌の健康を高めるなどの働きも期待されています。この他、血行を促進し 体を温める作用もあるとされています。

水蒸気蒸留法で抽出された実生ゆず精油は光毒性成分はほとんどなく、リモネン、γ‐テルピネン、β‐フェランドレン、リナロール、α-ピネン、β‐ピネン等が豊富に含まれて、以下の作用が期待できます

  • 血液循環促進
  • 消化促進、食欲増進
  • 抗菌・抗ウイルス作用
  • 抗酸化作用
  • 疲労回復・リラックス効果

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